ジスロマックの有効成分となるアジスロマイシンは、世界的に活動しているファイザー株式会社が製造、販売している15員環のマクロライド系抗生物質です。
15員環となるのは現在のところ、このアジスロマイシンのみで長時間体内に留まる特徴を持っています。
組織に移行する性質が非常に強く、投与後は血液中に存在するよりも10~100倍の高い濃度で細胞内に蓄積され、半減期が500mgでも68.1時間と長く留まっていることが知られています。
そのため、500mgを1日1回で3日間服用するだけで、1週間は効果が持続するという特徴を持ち、それだけの期間があれば大抵の症状は完治するようになります。

適応症は幅広く多くの細菌に有効ですが、他の抗生物質とは異なりマイコプラズマにも有効となっています。
また、抗炎症作用が認められていることから、風邪によるリンパ節の腫れや歯肉炎、中耳炎にも利用することができ、時としてインフルエンザの二次感染を防ぐ場合にも処方されます。

比較的に副作用が少なく、患者だけでなく医者の立場からも利用しやすいという点で、様々な医療現場で処方されているのがアジスロマイシンを含むジスロマックです。
小児においての安全性も確立しており、一時期は成人のみに処方されていましたが、現在では顆粒などの剤形で小児科でも使用されています。
性感染症のクラミジアに対して9割以上の有効性が認められていることからよく処方されています。
そのせいかジスロマックが性感染症の治療薬と思われている節がありますが、前述のように様々なケースで処方されていることから特に恥ずかしいといった気持ちになる必要はありません。
剤形は錠剤、カプセル、顆粒、ドライシロップで患者の症状や年齢によって使い分けるようになっています。